♪ヒットポイント回復するなら 傷薬と宝玉で
女神異聞録ペルソナの作中、サトミタダシ薬局店で流れるこの歌を、口ずさめる人は多いだろう。ATLUSは何故変な歌をゲームにぶっこんでくるのか。豪血寺一族2からの伝統か。俺達の歌を聴いてくれ。
さて、このヒットポイントという言葉(と、その概念)はどこから来たのか、というのが今回の本題。 “ヒットポイント(Hit Point)” の続きを読む
miaouedには全ての母音が含まれる
♪ヒットポイント回復するなら 傷薬と宝玉で
女神異聞録ペルソナの作中、サトミタダシ薬局店で流れるこの歌を、口ずさめる人は多いだろう。ATLUSは何故変な歌をゲームにぶっこんでくるのか。豪血寺一族2からの伝統か。俺達の歌を聴いてくれ。
さて、このヒットポイントという言葉(と、その概念)はどこから来たのか、というのが今回の本題。 “ヒットポイント(Hit Point)” の続きを読む
本年もよろ(ry
昨年の夏に、依存症に関わるバタバタを機に、心機一転Wordpressに移行しつつブログを再開したわけだけど、我ながら内容にまとまりがないブログとなりつつある。
こんな毒にも薬にもならないサイトでも、意外とアクセスしてくれる人はいるようで、Wordpress統計によると、現在月に200件前後のアクセスとなっている。
Twitterでのささやかな告知を除き、なんの宣伝もしていないだけあって、そのアクセスのほとんどは検索サイト経由だ。現在Googleは訪問者の具体的なキーワードを教えてくれなくなっているので、詳細こそ不明だが、きっとなにか微妙な、ニッチな検索ワードでこのサイトが引っかかっているものと推測される。まさにGoogle様様である。
例えば、”はまじ再臨”というワードで検索を掛けてみると、なぜかこのサイトの記事が比較的上位に表示される。ネット上には、他にもっといい記事がたくさんあると思うのだが……恐縮する他無い。
まあ、そんなわけで、今年もぼちぼち隙間を埋める記事を書いていこうと思う。
月が歌詞にでてくる曲と聞いて、みなさんは何を思い浮かべるだろうか。
僕がまず最初に思い浮かべる曲は、
Say, it’s only a paper moon
Sailing over a cardboard sea
But it wouldn’t be make-believe
If you believed in me
先月Amazon Primeビデオに、ブラック・ジャックのアニメが来ているのを見つけた。もちろん、2004年のTV版ではなく、1993年~のOVAのことである。
実はVHSで発売されていたときに全巻持っていたのだが、例によって紛失してしまっていたので、かなり久しぶりに観てみたのだが、やはり素晴らしい。
実は、出崎統の数ある監督作品の中で、個人的に一番好きな作品が、このシリーズなのだ。 “ブラック・ジャック(OVA)” の続きを読む
中島らも、という作家がいる。ご存じの方も多いと思う。
作家といっても、いわゆる小説家というだけではなく、放送作家でもあり、劇作家でもあり、ミュージシャンでもあり、コピーライターでもあった。いろいろな才能を持った人だったのだろう。
また同時に、アルコール依存、それに大麻などの薬物依存に陥っていた人でもある。死んだのは2004年のことで、飲み屋の階段から転落し、そのまま帰らぬ人となった。 “ハームリダクション” の続きを読む
今回は(今回も?)、まとまりのない話をする。話があっちにいったりこっちに行ったりするが、そこはご容赦願いたい。原義としてのやおい話(山なし落ちなし意味なし)。
なにで見かけたのだったか、はてな匿名ダイアリーの、普通に日本語で話すだけで疲れるというエントリー(念のため魚拓)が、非常に興味深い。このエントリを書いた方の苦労を考えると、興味深いなんて言い方をすると申し訳なくもあるが。
よく読んでみると分かるのだが、何かを発話しようとした際に、その本来行おうとした言葉の音韻に基づいて、別の言葉・フレーズが巻きこまれる形で釣り上げられているようだ。
この話を読んで、統合失調症の患者に見られることがある音韻障害と似ているところがあるなと、ふと思った。 “言葉と思考” の続きを読む
4Xと呼ばれるゲームのジャンルがある。
字義としては、explore(探索)/ expand(拡張)/ exploit(開発)/ exterminate(殲滅)の4つの要素を含む戦略ゲームのことだ。その祖はMaster of Orionとされているが、現在ではCivilizationというゲームのシリーズが最も有名だろう。
このCivilizationというゲームは実に面白く、僕も人生を狂わされたクチだ。このゲームについてだけでも延々と語ることは出来るが、本題ではないのでここではやめておく。
さて、先程あげた4つのex-のうち、3つめのexploitという単語が、今回の話題だ。 “exploit” の続きを読む
時事ネタで恐縮だが、先日このような見出しのニュースが流れた。
U.S. defense official calls U.S. strike on Syria a ‘one-off’
この’one-off’という表現だが、一回限りのもの、特注のもの、といった感じの意味だ。名詞としても、形容詞としても使用される。(例えば、one-off paymentなど)
実は日本語でも、業界によっては「ワンオフ」という言い方が使われる。例えば、趣味で車やバイクの改造をしている人は、ワンオフパーツなどという言葉を使ったことがあるかもしれない。 “one-off” の続きを読む
アメリカがトランプ政権に変わって以来、メディアで多用されているのがこのフレーズ、”double down”だ。
double down自体は自動詞として使用される句動詞で、一般的にはdouble down on~といった形で現れることが多い。例えば、こんな感じだ。
潜在的にリスクのある計画や行為を、より強力に推し進めるといった意味なのだが、簡単には翻訳しづらい。 “double down” の続きを読む
前回記事の続き。
実はシラーの「スペイン王子ドン・カルロス」には、さらに元となる本が存在する。それが、サン・レアル(César Vichard de Saint-Réal)の”Don Carlos, Nouvelle Historique”(1672)だ。その中に、1562年に起こった、ある事件のことが書かれている。この事件は、シラーの戯曲やヴェルディの歌劇には含まれていないものの、サン・レアルの描いたドン・カルロスの人物像がどのようなものだったのかを、雄弁に物語っている。 “フェリペ2世とドン・カルロスと機械じかけの修道士” の続きを読む