Survivor hit the high notes (after the high note hitter’s death)

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この記事は数原晋氏の話題を枕にスタートしているのだが、2021年4月、どう書こうかと推敲している間に、氏の訃報が飛び込んできてしまった。

ご冥福をお祈りします。

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down to earth

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Let me tell you. The feeling of being there, of walking the streets of the future is going to be breathtaking!

(one of the audience) YOU’re breathtaking!

You’re breathtaking. You’re all breathtaking!

Keanu Reeves, E3 2019

2019年のE3において、Cyberpunk 2077のカンファレンス中、登場したキアヌ・リーブスと観客との間で行われたやり取りである。
breathtakingは、一般的には「息を呑む」と訳されることが多いのだが、原義からいうと「ため息が出る(ほど素晴らしい)」でもいいように思う……まあ、今回の本題ではないのでスルーする。

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nap or nothing

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前回の記事で、nap of the earth(匍匐飛行)という用語を紹介したので、今回はnap繋がりの小ネタを。

napという単語は、一般的には、短めの睡眠を取る、つまりは昼寝する・まどろむという意味で使われる。語源は、中英語のhnappianで、さらに遡るとゲルマン祖語由来ではないかとされている。

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(fly) under the radar

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十年一昔というなら、(2020年現在からすると)もう二昔~四昔ほど前のことになるだろうか、フライトシミュレーターこそPCゲームの華だという時代があった。
僕も例に漏れずF-15 Strike Eagleや F-117A Nighthawk Stealth Fighter 2、あるいは一次大戦ものならKnights of the Skyなどで遊んだものだ……しかしこのラインナップ、よく見たら開発元が全部MicroProseだったりするな……。
もちろんフライトシミュレーターといえば必ず名前が挙げられるであろう、Microsoft Flight Simulatorでも遊んでいた。僕もまた、最新作2020の発売を心待ちにしている一人である。

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pedal to the metal (medal)

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経済政策に関して話をするなら、僕はどちらかというと、世間でいうところのリフレ肯定派ということになる。なので必然的に、ポール・クルーグマン肯定派、あるいは信者ということになるのだろう。もっとも、クルーグマンのことを知ったのは、彼の業績からすると割と最近のことで、山形浩生氏のサイトが最初だったかもしれない。

その後、改めて既に出ていた名著「クルーグマン教授の経済入門」(訳:山形浩生)を読んで以来のリフレ信者である。もっとも、その時もクルーグマンが後に2008年のノーベル経済学賞を取るとまでは思わなかった。

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bada bing bada boom

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バダビン、バダブーム。

bada bing bada boom、あるいは順番が入れ替わってbada boom bada bingということもある。あるいは、単独でbada bingといった形で使用されることもある。綴りもbada bingだったりbadabingだったりbadda-bingだったり、いろいろな書き方があるようだ。
結局の所、ちゃんとした言葉というよりは、擬音語に近い間投詞なのだ。

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pass the buck

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アメリカ人のフランクな会話で、物の値段を話すとき、dollarという単語の代わりにbuckという単語を用いることがある。ことがある、というより、砕けた会話ではむしろbuckを用いることの方が多いかもしれない。
例えば、5ドルなら”five dollars”の代わりに、”five bucks”といった言い方をする。

buckとは、牡鹿のことで、かつて牡鹿の革(buckskin)を、取引の単位として使っていたことから、1ドルのことをbuckと呼ぶようになった……というのが、一番良く知られた説だ。

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many moons ago

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月が歌詞にでてくる曲と聞いて、みなさんは何を思い浮かべるだろうか。

僕がまず最初に思い浮かべる曲は、

Say, it’s only a paper moon
Sailing over a cardboard sea
But it wouldn’t be make-believe
If you believed in me

It’s only a paper moonという有名な曲だ。 “many moons ago” の続きを読む

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double down

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アメリカがトランプ政権に変わって以来、メディアで多用されているのがこのフレーズ、”double down”だ。

double down自体は自動詞として使用される句動詞で、一般的にはdouble down on~といった形で現れることが多い。例えば、こんな感じだ。
潜在的にリスクのある計画や行為を、より強力に推し進めるといった意味なのだが、簡単には翻訳しづらい。 “double down” の続きを読む

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yippee-ki-yay

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冬が近づいてくると、世間はクリスマスの準備にかかるようだ。ラジオや有線からはクリスマスソングが聞こえはじめ、広告にもちらほらクリスマスが顔を見せるようになる。

ところで、クリスマスを舞台にした映画というと何を思い浮かべるだろうか。「素晴らしき哉、人生!」「34丁目の奇跡」あたりが定番だろうか。アニメなら「東京ゴッドファーザーズ」などはどうだろう。 “yippee-ki-yay” の続きを読む

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