宇宙交易戦闘ゲーム その2 (Star Traders: Frontiers)

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宇宙モノのゲームが好きなのである(2回目)。

前回Elite Dangerousを紹介したが、あそこまで(本来の意味での)ハードボイルドではなく、もう少し味付けのある、遊びやすいゲームを紹介しよう。今回も残念ながら(2020年5月現在)英語版しかないので、そこだけ注意してほしい。

今回紹介するのは、Star Traders: Frontiers。
Trese Brothersというインディ系の開発スタジオによるゲームだ。実は同スタジオによるStar Tradersシリーズの第3作にあたる。が、過去作を遊んでいなくても全く問題はない。主にスマートフォン(Android/iPhone)向けにリリースしているが、今作はsteamにてPC向けにも販売されている。

宇宙船の船長となり、星から星へと移動しつつ、それぞれの星で物資の売買、要人と面会してのミッション受注、探索・パトロールといった行動などを行っていくゲームだ。また、星間移動中には様々な船と出会うことがあり、その都度行動を選択する形となっている。
アクション要素は皆無で、根本的にはターン制で進行する。グラフィックも見下ろし型の2Dで、見た目はそこまで豪華でもない……というか、むしろ簡素といっていい。しかし、見た目に反して、そのゲーム性は実に深い。

まず、操る船はかなり大きめのもののようで、30-50人程度の乗組員と、数人の幹部がいる設定となっている。もちろん、船の性能は乗組員の能力によって底上げされる。各種戦闘はもちろん、探索・パトロールといった行動、ミッション中の交渉や恫喝といった要素も全てこの総合能力・スキルによって判定が行われるので、乗組員の選定・成長のさせ方をきちんと考える必要がある。
船のビルドも、空母スタイルや、長距離・近距離重視だとか、逃げるのに特化だとか、果ては敵艦に乗り込んで白兵戦で叩きのめすスタイルなど、乗艦と乗組員の組み合わせにより、様々なスタイルを作り出すことができる。

宇宙での立ち回りとしては、各種勢力、およびその要人との付き合い方に重点が置かれた作りになっている。ある勢力と仲良くしようとしても、ミッションにより別の勢力の友好度が下がったりするので、全ての勢力と仲良くなるのは難しい。
もっとも、十分な金を持っていれば、その勢力の要人に頼んで赦免(Pardon)を受けることもできる(それなりの金を払い、友好度を0に戻せる)。
金次第の世の中である。

ちなみに、寄港先の支配勢力と仲が悪いと、燃料補給・修理・医療といったサービスを受けることができなくなるので、手当り次第に全方面に喧嘩を売るのは止めておいた方がいい。

また、全体としてはサンドボックス的な仕組みでありながらも、(各地で勝手に進行する)ストーリーも用意されている。勢力争いだとか、経済同盟のようなシステマティックなものもあれば、宝探しのようなものもある。
訪れる地域や要人によっては、がっつりと脚本が書かれたストーリーが進行するので、そういった点では、ストーリードリブンな側面もある、遊びやすいゲームとなっている。

特にゲーム開始時には必ずストーリーから始まるので、特に初心者はその流れを追いかけるとやりやすいだろう。それなりのお金と、要人たちへのコンタクトを得ることができるので、かなり動きやすくなる。
もっとも、何をするかは完全に自由なので、追いかける義務そのものはない。

とにかくやれることの幅が広いゲームだ。各地のミッションをこなしてもよし、貿易で儲けてもよし、海賊にいそしむもよし、各地の荒野を探検してもよし。そしてそれらの全てが、システム的には各勢力の関係へと還元され、プレイヤーの次の動きに影響を及ぼす。

なお、時間経過とともにどんどん難易度は上昇していくので、まったりとしたプレイ向きではなく、どちらかというとローグライク的である。難易度上昇に先んじて乗組員、船、装備を更新し続ける必要がある。そのためには、たくさんお金を儲けなければならない……全員からは嫌われない範囲で。

この手のゲームの常ではあるが、仕組みを理解するのにある程度時間がかかるため、それなりに時間を注ぎ込む必要がある。最初の数ゲームは、何が起こっているのか分からないまま打ちのめされる可能性もある。

しかし、ある程度システムの理解が進めば、俄然面白くなってくるので、興味の出た方は、ぜひ遊んでみてもらいたい。そして、ある程度慣れたところで、HARD以上の難易度(主人公が死亡するようになる)にチャレンジしてもらいたい。しびれるような緊張感と達成感(と負けたときのなんとも言えない虚脱感)があなたを待っている。

ちなみに、スマートフォンでもさくさく遊べるのがよい。実績と、画面の大きさの関係で変更されているインターフェースを除けば、PC版とスマートフォン版では基本的に違いがない。字がやや小さめなのと、ボタンがたまにおしづらいのが気にならないでもないが、アクション性が無いこともあり、許容範囲だろう。僕は両方持っているが、普段はスマホ版で遊んでいる。

いいゲームなんだけど、見た目はすごく地味……

以下、僕がプレイしてきて得たいくつかのTIPSを紹介しておく。

  • 特に序盤、可能な限り戦闘は避ける。単に退却(retreat)でもいいが、相手によっては疑われて友好度が下がる仕組みになっている。禁制品や高額な荷が無ければ、surrenderして積極的に臨検・略奪に応じるのも良い。荷物は取られるが、金は取られない。多少船員の士気は下がるが、大したことはない。
  • できるだけ常に交易用の荷を運ぶようにする。船の維持のためにも、細かな利益の積み重ねは大切。
  • 話の通じない相手と出会ったときのために、ちょっと船が壊れるけど無条件で戦闘回避可能なスキル、Skip off the Voidは覚えておく。三十六計逃げるに如かず。
  • 船の修理・船員の治療には意外と長い時間がかかるので、特に時間制限のあるミッションを抱えているときは注意すること。平気で1ヶ月とかをロスすることがある。
  • ちょっとしたマイナス友好度を取り戻す程度なら、当該勢力の星でパトロールをするのが早い。
  • 要人のコンタクト数を増やすのは非常に重要。特定の装備品や、特定の職業の求人など、要人経由でないとアクセスできないものも多い。
  • Weapon Lockerは早めにいいものに変えておく。というか、変えないと白兵戦が辛い。少なくとも3以上は欲しい。
  • 独立系で法規制のゆるい星=なんでも売りさばける星は、ブックマークしておくと後々便利。

では、楽しい交易|海賊|探険を。

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宇宙交易戦闘ゲーム(Elite Dangerous)

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宇宙モノのゲームが好きなのである。

いや、無論他にもいろいろと好きなゲームはあるのだけど、やはり青春時代にスペースオペラものの小説を大量に読んでいた影響が大きいのだろう、心の根っこに染み付いたスペース魂によって、宇宙を舞台とした壮大なスケールのゲームを、無性にやりたくなることがある。

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down to earth

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Let me tell you. The feeling of being there, of walking the streets of the future is going to be breathtaking!

(one of the audience) YOU’re breathtaking!

You’re breathtaking. You’re all breathtaking!

Keanu Reeves, E3 2019

2019年のE3において、Cyberpunk 2077のカンファレンス中、登場したキアヌ・リーブスと観客との間で行われたやり取りである。
breathtakingは、一般的には「息を呑む」と訳されることが多いのだが、原義からいうと「ため息が出る(ほど素晴らしい)」でもいいように思う……まあ、今回の本題ではないのでスルーする。

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nap or nothing

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前回の記事で、nap of the earth(匍匐飛行)という用語を紹介したので、今回はnap繋がりの小ネタを。

napという単語は、一般的には、短めの睡眠を取る、つまりは昼寝する・まどろむという意味で使われる。語源は、中英語のhnappianで、さらに遡るとゲルマン祖語由来ではないかとされている。

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(fly) under the radar

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十年一昔というなら、(2020年現在からすると)もう二昔~四昔ほど前のことになるだろうか、フライトシミュレーターこそPCゲームの華だという時代があった。
僕も例に漏れずF-15 Strike Eagleや F-117A Nighthawk Stealth Fighter 2、あるいは一次大戦ものならKnights of the Skyなどで遊んだものだ……しかしこのラインナップ、よく見たら開発元が全部MicroProseだったりするな……。
もちろんフライトシミュレーターといえば必ず名前が挙げられるであろう、Microsoft Flight Simulatorでも遊んでいた。僕もまた、最新作2020の発売を心待ちにしている一人である。

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世界で一番幸せな動物の、興味深い逃走手段(子持ち限定)

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小ネタ。
こんな美味しいネタ、絶対誰か書いてるだろーと思ったら、(2020年2月現在)日本語ではほとんど記事になっていないようだったので、紹介する。

世界で一番幸せな動物こと、クアッカワラビー(Quokka)をご存知だろうか。
しばしばTVなどでも取り上げられることもあり、知ってる人も多いと思うが、知らない人は、“world’s happiest animal”の画像検索をご覧頂きたい。
何この子。超カワイイ。ディズニーのアニメに出てきそう。笑顔がキュートでとても素敵。

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CMYKのKは “key plate” のK?そもそも key plate って何?―その2

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前回の続き。

ヨーロッパにおける図版の多色印刷の歴史そのものは古く、例えば、すでに15世紀には、ドイツにおいて複数の木版を組み合わせたものが製作されたりしたらしい。しかし、一つ一つの色は職人が手で付ける必要があったし、過程も複雑で、現代の印刷とはあまり繋がっていない。手間がかかる割には大した数が作れない、小ロットの特別工芸品、といった感じのものだったようだ。

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CMYKのKは “key plate” のK?そもそも key plate って何?―その1

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CMYK、いわゆるシアン・マゼンタ・イエロー・ブラックのKは、実はblackのKではなくてkey plateのKらしいという話を、どこかで読まれたことがある人も多いと思う。
実は、僕はずっとblackのKだと考えていて、そのことを知ったのはつい先日のことだったりする。

なるほど、興味深い……のだが、あちらこちらの記事を読んでも今ひとつ腑に落ちないことが多かったので、色々と調べてみた。というわけで、皆さんにもその知識をおすそ分けしようと、そういう記事である。

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自己治療仮説

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自己治療仮説という検索ワードで、ときどき当サイトにアクセスがあるようなので、記事を書いておこうと思う。

自己治療仮説とは、ざっくりいうと、依存症において、なぜその依存行動を取るのかを説明する際に、その行動が実は(ストレスなどの)苦痛・困難に対抗する治療行為として機能しているのだ、とする仮説である。

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江戸の地口とcockney rhyming slang

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先日、カミさんと話をしている時に「恐れ入谷の鬼子母神」と言ってみたら、見事に通じなかった。おや?と思い、「その手は桑名の焼き蛤」を知っているかどうかも聞いてみたが、知らないようであった。

カミさんはカミさんで、普段「結構毛だらけ猫灰だらけ」などと言っていることがあるので、こういった言葉を全く知らないというわけではないようだ。……というより、「男はつらいよ」を観たことはあるということかもしれないが。
ちなみに、「おどろ木桃の木山椒の木」「あたり前田のクラッカー」あたりは知っていたが、「びっくり下谷の広徳寺」「情け有馬の水天宮」は知らないようであった。

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