Toast to the toast

Share

Android系のスマートフォンを使用している方は、画面の下の方にピコっと出てきてスッと消えていく、このようなものを見たことがあると思う。

主にちょっとした通知に使用される「コレ」には、実はちゃんとした名前がある。
Androidのアプリ開発をしたことがある人ならみんな知っていると思われるので、豆知識というほどのものでもないが、トースト(toast)という正式名称なのである。

“Toast to the toast” の続きを読む
Share

Ixnay on the Hombre はどういう意味か

Share

変なゲーム会社といえば、どこを思いつくだろうか?
僕が最初に思いつくのはデータイーストだ。

もちろん、他にも変なゲームを作る会社はいくらでもあるのだが、データイーストほど独特の雰囲気を持ったゲームを作るところは、そうはない。
それに、椎茸栽培に多額の投資を行ったゲーム会社も、他には無いだろう。もっとも、饅頭を作ってた会社はあるけど……そして今ではもう、どちらも倒産して無くなってしまった。寂しい限りだ。

“Ixnay on the Hombre はどういう意味か” の続きを読む
Share

joystickは卑猥な意味から転じて操縦桿になったのか?

Share

先日ニュースを読んでいるときに、船舶事故の話が出ていて、原因は「ジョイスティックの誤操作」だったと書いてあるのを見かけた。

恥ずかしながら、その時初めて、ジョイスティックがゲーム用語ではないことを知ったのだ。
言い訳というわけではないが、joystickという単語を見ても、joy + stick(楽しい棒)なわけで、どうせAtariあたりが(洒落)名付けたんだろう、くらいに考えていたわけである。

“joystickは卑猥な意味から転じて操縦桿になったのか?” の続きを読む
Share

nap or nothing

Share

前回の記事で、nap of the earth(匍匐飛行)という用語を紹介したので、今回はnap繋がりの小ネタを。

napという単語は、一般的には、短めの睡眠を取る、つまりは昼寝する・まどろむという意味で使われる。語源は、中英語のhnappianで、さらに遡るとゲルマン祖語由来ではないかとされている。

“nap or nothing” の続きを読む
Share

apprehendとcomprehend、ついでにreprehend

Share

前回の記事で、つかみがlist comprehensionという用語だったにも関わらず、全然関係ない用法に関することしか書かなかったのを反省しつつ、一般的な意味の話をしてみる。

タイトルでapprehend, comprehend, reprehendと並べてみたわけだが、いずれもprehendという、ラテン語のprehendere(to take, sieze)を語源とする語幹を持っている。ちなみに、あまり使われないようだが、そのものズバリ掴むという意味の、prehendという単語もある(哲学用語として残っているようだ)。

“apprehendとcomprehend、ついでにreprehend” の続きを読む
Share

真夏の夜の夢における、apprehendとcomprehend

Share

趣味、というか教養の一環としてプログラミングで遊ぶことがあるのだが(たまに仕事の役に立つことも無くはない)、最近遅ればせながら、Pythonを触ってみている。ちなみにきっかけは、Humble BundleでのPython入門書のまとめ買いである。
Pythonでは、リストを作成する際にlist comprehension(リスト内包表記)という記法が用意されている。僕自身はこの記法に触れるのは初めてだったのだが、使ってみるとなかなか便利である。ちなみに、Haskellなどでも採用されている記法らしい。

“真夏の夜の夢における、apprehendとcomprehend” の続きを読む
Share

“The Squire’s Recipes”(あるいはスクァイアーレシピーズ)

Share

前回に引き続き、カクテルにまつわる話。

1906年~1910年のいずれかの年に(はっきりした記録は見つからなかった)、アメリカの詩人・編集者であるKendall Banningの友人たちのもとに、クリスマスプレゼントが贈られてきた。
中には小冊子が入っており、その表題は”The Squire’s Recipes”―敢えて日本語に訳すなら、「郷士のレシピ」といったあたりだろうか。製作年は1784年と記されている。
冊子には、送り主であるKendall Banningによるメモが同封されていた。

““The Squire’s Recipes”(あるいはスクァイアーレシピーズ)” の続きを読む
Share

カクテル(cocktail)の語源

Share

唐突だが、僕が最近知った、feagueという動詞を紹介しよう。
「馬の尻に生姜を突っ込んで活を入れる」という意味らしい。辞書の第一定義がこれな上に、他の意味(鞭打つ、叩く、駆り立てるなど)はobsoleteとなっているので、現在ではその意味でのみ用いられる、ということだろう。
冗談のようなひどい単語である。

“カクテル(cocktail)の語源” の続きを読む
Share

draconian / dragon

Share

draconianは、残酷な、厳格な、などの意味を持つ形容詞だ。一般的には法律・規則などにかかる単語だが、人や行動に対しても使用できる。

曰く、その語源は紀元前7世紀のアテナイの立法者Draco(Δράκων/Drákōn)とのこと。Wikipediaのドラコン (立法者)を参照すると色々書いてあるので、ここでは割愛するが、例えばキャベツを盗んだものは死罪、なんてことが英語版の方に書いてあったりするので、相当厳しい法律を作成した人ではあるようだ。

“draconian / dragon” の続きを読む
Share

ごあさって、domino

Share

明日(あした)、明後日(あさって)、明々後日(しあさって)の次は、多くの地域では弥の明後日(やのあさって)というらしい。多くの地域では、と書いたのは、実は「しあさって」以降に関しては、地域によっていろいろと違いがあるらしいからだ。Wikipediaの弥の明後日の項目を見るとそのあたりのことが書いてある。

“ごあさって、domino” の続きを読む
Share