箱根関所に足を運ばれたことはあるだろうか。
「入り鉄砲に出女」などと歴史の授業で習ったことを思い出す人も多いと思うが、箱根の関所破りは重罪で、基本は磔、つまり死罪だった。箱根資料館に入ってみると、関所の年表のようなものが展示されているのだが、他にあまり書くことが無かったのであろうか、「誰それが関所破りで死罪」のオンパレードである。
“人狼 JIN-ROH” の続きを読むmiaouedには全ての母音が含まれる
箱根関所に足を運ばれたことはあるだろうか。
「入り鉄砲に出女」などと歴史の授業で習ったことを思い出す人も多いと思うが、箱根の関所破りは重罪で、基本は磔、つまり死罪だった。箱根資料館に入ってみると、関所の年表のようなものが展示されているのだが、他にあまり書くことが無かったのであろうか、「誰それが関所破りで死罪」のオンパレードである。
“人狼 JIN-ROH” の続きを読む今年の更新についてはまずアニメを3つ紹介……というとおこがましいな……3本のアニメにまつわる思い出話などを語る予定としている。3本に共通するテーマのようなものも無くはないのだが、それは最後の作品で明かすことにしよう。覚えていれば。
2本目に取り上げるのは、マクロスプラス。
実はこの作品には、一巻が発売される前の試写会に行った思い出があったりする。
グルメコミック・アニメの流派(といっていいのかどうか分からないが)の一つに、料理を食べた時の感動を大げさに描写する、というものがある。
時には食べた人を異世界にいざない、時には料理から光があふれ出し、時には食材が踊りだすといった、冷静に考えてみるとおかしな、しかし妙な説得力にあふれた、あの演出のことである。
“ジャイアントロボ THE ANIMATION ~地球が静止する日” の続きを読む前にも書いたことがあるが、僕は別にアニメオタクというわけではない。というよりは、オタクを名乗るなどおこがましいと考えている。
しかしながら、オタクを気取ってみたいと感じることは、ままある。あまり世間で知られていないものこそを評価したい、と感じてしまうのはそういう感情の現れなのだと思う。
一方、逆に世間で広く知られてしまったものについては、語るのを躊躇してしまう。 世間で広く知られているものを、いまさらオタクのように詳しいわけでもない僕が語る必要も無いだろうという思いもあるのだが、どちらかというと、自分(と一部の好事家)だけが知っていたはずの素晴らしいものが、有名になってしまった時に感じる寂寥感のせいでもあると思う。
まことに面倒くさい人種である。
前回の続き。
「天空のエスカフローネ」の後、赤根和樹が監督を行ったアニメとしては「ジーンシャフト」「ヒートガイジェイ」がある。
どちらもSF色の強いアニメだが、ジーンシャフトについては1クールという尺の問題からか、個人的には不完全燃焼の印象が濃かった。毎回サブタイトルがSF小説の題名のもじりになっているあたりや、世界設定にSF愛を感じる作品ではあったのだが。
1995年といえば、アニメファンにとっては特別な年だろう。
そう、新世紀エヴァンゲリオンのTV放映が行われた年だ。
久しぶりのガイナックスによるTVアニメとあって、アニメ専門誌などでは放映前から特集が組まれ、アニメファンからの注目度も高い作品だった。僕も初回からリアルタイムで観ていた。当時のことなので、VHS(標準)で録画したのを覚えている。
とはいえ、放映当初は、一般人まではその名は知られていなかった。伝説となったのは、おそらくは、「あの」ラスト2話が放送された後のことだと思う。
ブチ穴という言葉を聞いたことはあるだろうか?割と有名な用語なので、知っている人も多いかもしれない。
ブチ穴とは、アニメなどのメカデザインにおいて、それっぽいところにそれっぽく空いている穴のことで、出渕裕(いずぶちゆたか)のデザインしたメカによく見られることから、その名がついた。
知らないならば、上記の説明ではよくわからないという人がほとんどだろうが、百聞は一見に如かず、Google画像検索の結果を見てもらえれば、なるほどと納得してもらえるかもしれない。
一昔前に比べると、アニメの監督の名前も世間で知られるようになってきたなあ、と思う。
劇場アニメを中心に考えてみよう。
宮崎駿と高畑勲は別格としても庵野秀明、細田守、そして新海誠あたりなら、知っている人も多いだろう。湯浅政明の名前も聞いたことがある人は多いかもしれない。
僕が個人的に一番好きな監督は誰かと問われたら、非常に難しいのだけども、押井守の名を挙げることが多いと思う(その時の気分によって変わるので、いつもではない)。
“御先祖様万々歳!” の続きを読む先月Amazon Primeビデオに、ブラック・ジャックのアニメが来ているのを見つけた。もちろん、2004年のTV版ではなく、1993年~のOVAのことである。
実はVHSで発売されていたときに全巻持っていたのだが、例によって紛失してしまっていたので、かなり久しぶりに観てみたのだが、やはり素晴らしい。
実は、出崎統の数ある監督作品の中で、個人的に一番好きな作品が、このシリーズなのだ。 “ブラック・ジャック(OVA)” の続きを読む
そういえば、アニメに関する記事をブログに書くのは、wordpress化以降、この記事が初めてのような気がする。
最初に断っておくと、別に僕はディープなアニメオタクという訳ではない。週に15本も20本も観たりするわけではないし、アニメの円盤で棚が埋まっているわけでもない。観ているのは、せいぜい週に5~10本程度だし、棚で一番容量を食っているのは、本を除けばボードゲームの類だ。
しかし、アニメファンとしての年季だけは入っているので、他とは少し違った視点で、過去作を中心にいろいろと記事を書いていければいいかなと思っている。
その記念すべき最初の記事で紹介するのは、2010年、小池健監督、マッドハウス製作の劇場アニメ「REDLINE」だ。 “劇場アニメ: REDLINE” の続きを読む