starboard, portについて調べた時、そういえば日本語にも面舵と取舵という表現があるなと思った。この語源は比較的はっきりとしている。
進行方向を子(ね)とした場合、右方向は卯(う)、左方向は(とり)となる。卯の舵(うのかじ)と酉舵(とりかじ)という言い方が、現在の面舵と取舵になったというわけだ。 “勝手” の続きを読む
miaouedには全ての母音が含まれる
starboard, portについて調べた時、そういえば日本語にも面舵と取舵という表現があるなと思った。この語源は比較的はっきりとしている。
進行方向を子(ね)とした場合、右方向は卯(う)、左方向は(とり)となる。卯の舵(うのかじ)と酉舵(とりかじ)という言い方が、現在の面舵と取舵になったというわけだ。 “勝手” の続きを読む
無限に広がる大宇宙……なロマンを感じる単語。それがstarboard。
というのは言い過ぎにしても、最初にstarboard(右舷)とport(左舷)という言葉を聞いた時、どこかカッコよさを感じたのは、海の言葉であると同時に、単語にstarが含まれているからだろう。
単語の由来も想像しやすい。portが左舷を表すのは、おそらく港につけるのが左舷だからだ。反対がstarboardなのは、海が広がっている、つまり星を見て航海する側だからだろう……みたいに。僕はそう思っていたクチだ。
しかしながら、残念なことに、starboardは星とは何の関係もない。 “starboard, port” の続きを読む
My Fair Ladyというミュージカルをご存じの方は多いだろう。オードリー・ヘップバーン主演で映画にもなっているので、テレビなどで観たことがあるという方も多いと思う。
あのミュージカルの中で、一番好きな曲はなんだろうか?と訊かれると、多くの人は「踊り明かそう(I could have danced all night)」と答えるだろうか。おそらくMy Fair Ladyの中で一番有名な曲でもある。 “several stories high” の続きを読む
まず辞書を引くと、意味は非道、蹂躙といった暴力的な意味が並んでいる。北野武の映画にそのものずばりアウトレイジ(outrage)というのがあったが、もちろん暴力をテーマとした映画だ。字面もものものしく、明らかにout(超える)+rage(怒り)という構造かのように見える。
しかしその実、rageとはなんの関係もないのが、この単語の面白いところだ。 “outrageはout+rage?” の続きを読む
きっかけは、たまたま以下のツイートを見かけたことだった。
このやり取りをみていて、差別(差+別)というのは、本当にdis+crimination(離+分(罪を告発する←(有罪無罪を)分ける))なんだなとか思ったり。 https://t.co/F9uCPQsEfX
— Masafumi Nakahara (@masafumitter) 2016年10月21日
確かにdiscriminationという単語を眺めてみると、その元となる単語、discriminateはおそらくはdis+criminateであり、dis(離れている)+criminate(有罪とする)という構造であるかのように見える。
しかし、discriminateという単語には、何かと何かの違いを判別するといった意味があるだけで、元々は否定的な意味合いはない。 “discriminateはdis+criminate?” の続きを読む