pass the buck

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アメリカ人のフランクな会話で、物の値段を話すとき、dollarという単語の代わりにbuckという単語を用いることがある。ことがある、というより、砕けた会話ではむしろbuckを用いることの方が多いかもしれない。
例えば、5ドルなら”five dollars”の代わりに、”five bucks”といった言い方をする。

buckとは、牡鹿のことで、かつて牡鹿の革(buckskin)を、取引の単位として使っていたことから、1ドルのことをbuckと呼ぶようになった……というのが、一番良く知られた説だ。

“pass the buck” の続きを読む
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logistics(ロジスティクス)

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ビジネス用語に、ロジスティクスというものがある。
ロジスティクスが~なんて話し方をすると、ちょっと偉くなった気がする、いわゆるオトナ言葉の側面もあるような気がしたりしなかったり。

日本語では一般的に「物流」なんて訳されることが多いが、実際のところはもっと包括的な概念らしい。

さて、logisticsという単語を目にしたとき、僕が最初に思ったのは、たぶん何か論理に関係がある単語なんだろうな、ということだった。いかにも古ギリシア語のlogosを語源とする単語っぽいからだ。 “logistics(ロジスティクス)” の続きを読む

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rookie

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ゲーム用語由来の言葉といえば、何を思い浮かべるだろうか。

例えば日本語なら、元々は囲碁・将棋・麻雀の用語であったものが、一般に使われるようになったケースが多い。囲碁なら「布石」「定石」「一目置く」「駄目」、将棋なら「王手」「捨て駒」「高飛車」「詰み」、麻雀なら「面子(顔ぶれ・人数の意)」「リーチ」「安牌」などなど。他にも実にたくさんの、ゲーム由来の言葉がある。 “rookie” の続きを読む

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Two Out of Three Ain’t Bad

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僕はそんなに音楽を聞く方ではないのだが、一番好きなアーティストは誰かと訊かれれば、大体いつも”The Manhattan Transfer”と答えることにしている。1969年に結成され、これまでにグラミー賞を10回は受賞している、素晴らしいジャズ・ボーカルグループだ。

もっと絞って、一番好きな作詞家・作曲家はと訊かれればどうだろうか。その時は、たぶん、(村下孝蔵も捨てがたいが)Jim Steinmanと答えると思う。 “Two Out of Three Ain’t Bad” の続きを読む

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ヒットポイント(Hit Point)

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♪ヒットポイント回復するなら 傷薬と宝玉で

女神異聞録ペルソナの作中、サトミタダシ薬局店で流れるこの歌を、口ずさめる人は多いだろう。ATLUSは何故変な歌をゲームにぶっこんでくるのか。豪血寺一族2からの伝統か。俺達の歌を聴いてくれ。

さて、このヒットポイントという言葉(と、その概念)はどこから来たのか、というのが今回の本題。 “ヒットポイント(Hit Point)” の続きを読む

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many moons ago

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月が歌詞にでてくる曲と聞いて、みなさんは何を思い浮かべるだろうか。

僕がまず最初に思い浮かべる曲は、

Say, it’s only a paper moon
Sailing over a cardboard sea
But it wouldn’t be make-believe
If you believed in me

It’s only a paper moonという有名な曲だ。 “many moons ago” の続きを読む

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exploit

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4Xと呼ばれるゲームのジャンルがある。

字義としては、explore(探索)/ expand(拡張)/ exploit(開発)/ exterminate(殲滅)の4つの要素を含む戦略ゲームのことだ。その祖はMaster of Orionとされているが、現在ではCivilizationというゲームのシリーズが最も有名だろう。

このCivilizationというゲームは実に面白く、僕も人生を狂わされたクチだ。このゲームについてだけでも延々と語ることは出来るが、本題ではないのでここではやめておく。

さて、先程あげた4つのex-のうち、3つめのexploitという単語が、今回の話題だ。 “exploit” の続きを読む

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one-off

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時事ネタで恐縮だが、先日このような見出しのニュースが流れた。

U.S. defense official calls U.S. strike on Syria a ‘one-off’

この’one-off’という表現だが、一回限りのもの、特注のもの、といった感じの意味だ。名詞としても、形容詞としても使用される。(例えば、one-off paymentなど)

実は日本語でも、業界によっては「ワンオフ」という言い方が使われる。例えば、趣味で車やバイクの改造をしている人は、ワンオフパーツなどという言葉を使ったことがあるかもしれない。 “one-off” の続きを読む

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double down

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アメリカがトランプ政権に変わって以来、メディアで多用されているのがこのフレーズ、”double down”だ。

double down自体は自動詞として使用される句動詞で、一般的にはdouble down on~といった形で現れることが多い。例えば、こんな感じだ。
潜在的にリスクのある計画や行為を、より強力に推し進めるといった意味なのだが、簡単には翻訳しづらい。 “double down” の続きを読む

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awfulとawesome

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前回の記事中でhorrificとterrificの話を書いたが、awfulとawesomeの関係も、少し似ていて面白い。

一見すれば分かるように語源は同じで、awe+fulとawe+someから出来ている。
-fulも-someも、~の性質を持つ、といった意味の形容詞を作る接尾辞。aweは非常に古い言葉で、元々の意味は「恐怖」。
つまり、語源上の意味合いとしてはawful, awesomeどちらも「恐れに満ちた、恐れを感じさせる」といった感じの意味合いの単語となる。 “awfulとawesome” の続きを読む

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