starboard, port

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無限に広がる大宇宙……なロマンを感じる単語。それがstarboard。

というのは言い過ぎにしても、最初にstarboard(右舷)とport(左舷)という言葉を聞いた時、どこかカッコよさを感じたのは、海の言葉であると同時に、単語にstarが含まれているからだろう。

単語の由来も想像しやすい。portが左舷を表すのは、おそらく港につけるのが左舷だからだ。反対がstarboardなのは、海が広がっている、つまり星を見て航海する側だからだろう……みたいに。僕はそう思っていたクチだ。

しかしながら、残念なことに、starboardは星とは何の関係もない。 “starboard, port” の続きを読む

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yippee-ki-yay

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冬が近づいてくると、世間はクリスマスの準備にかかるようだ。ラジオや有線からはクリスマスソングが聞こえはじめ、広告にもちらほらクリスマスが顔を見せるようになる。

ところで、クリスマスを舞台にした映画というと何を思い浮かべるだろうか。「素晴らしき哉、人生!」「34丁目の奇跡」あたりが定番だろうか。アニメなら「東京ゴッドファーザーズ」などはどうだろう。 “yippee-ki-yay” の続きを読む

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several stories high

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My Fair Ladyというミュージカルをご存じの方は多いだろう。オードリー・ヘップバーン主演で映画にもなっているので、テレビなどで観たことがあるという方も多いと思う。
あのミュージカルの中で、一番好きな曲はなんだろうか?と訊かれると、多くの人は「踊り明かそう(I could have danced all night)」と答えるだろうか。おそらくMy Fair Ladyの中で一番有名な曲でもある。 “several stories high” の続きを読む

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full steam ahead

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Damn the torpedoes,  full speed ahead!

試訳:機雷なんざくそくらえだ、全速前進!

この台詞は、南北戦争中の1864年、モービル湾の戦いにおいてデビッド・ファラガット提督が叫んだとされるものだ。ちなみに、torpedoは現在は一般的には魚雷という意味なのだが、当時は機雷のことをこう呼んでいたらしい。 “full steam ahead” の続きを読む

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outrageはout+rage?

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まず辞書を引くと、意味は非道、蹂躙といった暴力的な意味が並んでいる。北野武の映画にそのものずばりアウトレイジ(outrage)というのがあったが、もちろん暴力をテーマとした映画だ。字面もものものしく、明らかにout(超える)+rage(怒り)という構造かのように見える。

しかしその実、rageとはなんの関係もないのが、この単語の面白いところだ。 “outrageはout+rage?” の続きを読む

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lather, rinse, repeat

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‘Most scary movies have the build up, the scary moment, then they let you relax for a while. Lather, rinse, repeat’

<試訳>ほとんどの怖い映画は、筋書きの盛り上がりがあり、恐怖の瞬間があり、そのあと少しの間ほっとさせるようになっている。洗う、すすぐ、繰り返す。

初めて見ると面食らうフレーズだ。なんでいきなり洗ったりすすいだりするのか。 “lather, rinse, repeat” の続きを読む

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discriminateはdis+criminate?

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きっかけは、たまたま以下のツイートを見かけたことだった。


確かにdiscriminationという単語を眺めてみると、その元となる単語、discriminateはおそらくはdis+criminateであり、dis(離れている)+criminate(有罪とする)という構造であるかのように見える。

しかし、discriminateという単語には、何かと何かの違いを判別するといった意味があるだけで、元々は否定的な意味合いはない。 “discriminateはdis+criminate?” の続きを読む

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