前にも書いたことがあるが、僕は別にアニメオタクというわけではない。というよりは、オタクを名乗るなどおこがましいと考えている。
しかしながら、オタクを気取ってみたいと感じることは、ままある。あまり世間で知られていないものこそを評価したい、と感じてしまうのはそういう感情の現れなのだと思う。
一方、逆に世間で広く知られてしまったものについては、語るのを躊躇してしまう。 世間で広く知られているものを、いまさらオタクのように詳しいわけでもない僕が語る必要も無いだろうという思いもあるのだが、どちらかというと、自分(と一部の好事家)だけが知っていたはずの素晴らしいものが、有名になってしまった時に感じる寂寥感のせいでもあると思う。
まことに面倒くさい人種である。